2019年1月21日月曜日

瑞雲寺アサテラの会(報告)


1月20日(日)早朝、寺町の瑞雲寺でアサテラの会を開催しました。
6時半、まだ真っ暗な中、ぽつぽつと人がやってきます。冷たい雨が降る、寒い朝でした。しかし、瑞雲寺の本堂はたくさんのストーブが焚かれ、とても暖かく、早い時間からお寺様がご準備くださったのだなあと、深く感謝した次第です。
7時開始。観音経、般若心経と読経が続きます。ここの木魚、いい音がするんですよね。低音が響くんです。と、いつの間にか夜が明けていました。あとでなるほどと気づいたのですが、本堂の明かりも昨年リニューアルしたとのことで、明るい本堂となっていました。
対して、ご本尊様は相当に古いものらしく、真っ黒にすすけてお顔が判別できないほど。それだけ長い間、瑞雲寺を、そして、新発田のまちを見守って来られたのだと思います。




お勤めのあとは朝食。今回もたくさんのおかずが並びます。時節柄、たくあん(こんこ)が多いですね。これで何倍もお粥が食べられます!


食後に、ご老師から「書」についてお話をいただきました。
書に限らず、何事も呼吸を整えることが大切。すべての動作が呼吸と共にあり、呼吸を整えれば、おのずと行動が整うのです…。なるほどと思いました。普段、慌てたり怒ったり、心乱れることの何と多いことか。そんな時こそほんの数秒、呼吸を整えるだけで心は落ち着く。早速試してみたいと思います。
また、ご老師の師匠である弦巻松陰さんが言われていたそうですが、書で大切なのは書を書いている時ではなく、筆を下ろす前、筆を離れた時、そして、書き終えてからだそうです。つまりは、本番より本番以外のことが大切なのだと。これって、深いですよね。
以下、私なりに思ったこと。とかく人は、結果さえよければいいという傾向になりがちですが、とんでもない。むしろ大切なのは過程であり、ひいては普段からの生活態度を整えることであり、もっと言えば生き方ではないでしょうか。
今日はものすごくいいお話を聞かせていただきました。アサテラ、新春からすばらしいスタートが切れました!