2月21日(日)、託明寺でアサテラの会を開催しました。
読経の後、副住職の遼(はるか)さんのミニライブがありました。
コロナのため、1年ぶりのライブだそうです。
たくさん歌ってくれましたが、その中から二つ紹介します。
いずれも、金子みすゞさんの詩に遼さんがメロディをつけました。
ひとつ目は、「星とたんぽぽ」
遼さんは、この詩を読んで、仏教の縁起を思ったそうです。
たとえば一枚の紙。紙は木が育たないと作れないし、木は大地に雨が降らないと育たないし、雨は空に雲がなければ降らないし、だから、雲がないと紙はできません。一つでも書けると存在できないのです。
数えきれない無数の(無量の)縁が成り立って、今の私がいる、隣の人もいる…。
ふたつ目は、「つもった雪」
下は上がいいだろうなと言い、
上は下がいいだろうなと言い、
中はさみしいと言い、
結局はどこにいても他人とくらべて苦しんでいる。
自分が苦しみを作っている…。