2017年4月19日水曜日

香伝寺アサテラの会(報告)


4月16日(日)早朝、蔵光の香伝寺にて、アサテラの会を開催しました。

まずは御礼から。
歴史と伝統、風格。どこを見ても、実にすばらしい香伝寺。今日はここでアサテラの会を開催することができて、本当によかったと思います。
常に笑みを絶やさず、温かく接してくださるご住職。そして、穏やかに気配りの心・もてなしの心にあふれる奥様。すばらしいご夫婦です。香伝寺の本当の宝は、坐禅堂でも本堂でもなく、実はこのお二人です。深く感謝いたします。ありがとうございました。

さて、ご報告。
前日の雨が嘘のように晴れ、とても清々しい、気持ちのよい朝を迎えることができました。境内には桜が咲き、花びらが朝日を浴びてキラキラと輝いていました。
すばらしい朝には、やはりお出かけしたくなるようです。大勢の方が集まってくださいました。数えたら45名でした。

7時お勤め開始。般若心経を唱えます。


その後、坐禅。ご住職が、懇切丁寧に坐り方を教えてくださいました。
警策(きょうさく)を打つのは本人からの申し出があるからであり、むやみにこちらから打つのではないので安心してください、など、参加者をほっとさせるお話もありました。
さて、坐禅開始。しんと静まり返った本堂。長いようで、実はわずか10分間。でも、とても長く感じた、と何人かの方が言われていました。



お勤めの後、全員で坐禅堂を拝観しました。県内でも有数の本格的な坐禅堂に、皆さん目を見張っていました。実は今回のアサテラ、ここで坐禅をという話もあったのですが、定員が20名ほどということで、本堂で行った次第です。
毎週第2土曜日午後4時から坐禅会。来月はど~んと参加者が増えたりして。


そして、朝食。
食事の合い間に、ご住職から、曹洞宗の修行時に使う食器を見せていただきました。器から何から、すべてとても機能的でシンプルに作られています。食事の作法も細かく決められていて、正に食事も修行であり、禅であるということがわかります。あらためて、食を見つめ直すいいきっかけになりました。




本当に、香伝寺は見どころがいっぱい。
まだ私の知らない魅力が、たくさん隠されている気がしてなりません。
ぜひ訪れていただきたい、新発田の名刹のひとつです。