2021年10月17日日曜日

山内訪問~井上久助を偲んで~


10月10日(日)、法華寺アサテラの会の後、法華寺住職&有志で山内集落を訪れました。

はじめに、集落内の泉蔵寺へ。お檀家の皆様と、地域の「旧米倉小学校区コミュニティ」の方々がお出迎えをしてくださいました。ありがたいことです。
ここには、塩止事件の頃のお殿様、宣直侯の位牌が安置されています。なぜ宣直侯の位牌があるのか? 一説には、井上久助の恩に報いるためではないかという人もいます。罪人として扱われた久助に対し、宣直侯は生前、動くに動けなかったので、せめてもの償いとして、お亡くなりになってから位牌を山内に安置させた、のではないか??? あくまで推測ですけれど。とにかく、りっぱな位牌でした。




泉蔵寺を後にして、一行は井上久助の碑へ。これは平成元年9月に、地域の「旧米倉小学校区コミュニティ」の方々が、久助を顕彰し、建てられたものです。久助が処刑されたであろう旧関所付近は現在田んぼの中になっていますが、この碑から展望することができます。法華寺住職はじめ参列者全員で手を合わせ、久助を偲びました。コミュニティの会長さんからもお言葉を頂戴しました。今後、法華寺とこの地域がつながって、久助の輪が広がっていくことを願いながら、山内を後にしました。