2014年6月6日金曜日

父の一周忌

思いっきりプライベートなことで恐縮ですが、先日、父の一周忌を行いました。
父は昨年、癌のため、享年78歳でこの世を去りました。病に倒れた時はすでに手遅れ、1カ月に満たない入院生活でした。本人も家族も、全く心の準備のないまま、死を迎えました。
あれから1年、本当にあっという間でした。相続をはじめとしたたくさんの手続き、庭木、畑などの管理、様々な家のつきあい…。
今年の1月には、母が脳出血に倒れるという事件がありました。母も心労が重なったのでしょう。一時はどうなることやらと大変心配したのですが、おかげさまでかなりのところまで回復をし、今ではリハビリに通いながらも、自宅で過ごすことができています。
死というのは不思議なものですね。なかなか受け入れることができません。1年経った今でも、「あれ、そうか、死んだんだったよな」なんて、ふと思うことがあります。

私も50を過ぎ、振り返ってみると、たくさんの人たちを見送ってきましたことに気づきます。子供の頃、大変お世話になった近所のじいさんばあさんなどは、もうほとんどお亡くなりになっています。職場の大先輩なども同様です。しかし、痛ましい事件や不幸が後を絶たない昨今、こうして順番に逝ければ、ある意味、幸せなのかもしれません。

「死ぬまで生きる」、よく冗談で言いますが、本当のことです。死ぬまで精いっぱい、生きる。そうありたいものです。ふと、道元が頭に浮かびました。