2016年4月30日土曜日

法音寺(岡田大日堂)春季大祭

「法音寺」というよりは、「岡田の大日様」と言った方が、新発田市民にはなじみがあり、わかりやすいかもしれません。
新発田のお寺のなかでも古く、そして歴史的にもとても重要な意味を持つ法音寺。
かねてより、一度訪れてみたいと思っていたのですが、とうとう念願かなって、昨日4月29日、参拝してきました。

今日、4月29日(金)は春季大祭の日。法音寺は、6月の火渡り修行、そして8月の地蔵流しが有名なのですが、いずれも屋外がメイン。春季大祭は本堂で行われるとあって、期待が膨らみます。

受付を済ませ、いよいよ本堂へ。たくさんの仏様がいらっしゃいました。御本尊は、確か50年に1度しかお目にかかれないとのことですが、お前立ちの大日如来と脇侍(わきじ)の両仏様の三尊像が中央に、その向って左側には子供を守るお地蔵様、右側には不動明王が祀られていました。



驚いたのは、お地蔵様の前の、お菓子やぬいぐるみの山!
信仰の篤さが感じられます。


天井を見ると、絵が描かれていました。歴史の重みを感じます。傷みがはげしいようですね。

さて、いよいよ法要が始まりました。真言宗独特の、護摩焚きです。
参拝者は各自、護摩木を受け取り、火の中に入れます。




法要が終わると、僧侶の方々が退席されます。
法螺貝ですね。真言宗ならでは。

住職から講話がありました。
人はすべて、何らかの使命を帯びてこの世の中に生まれてきます。偶然などありません。赤ちゃんは、ただいるだけで周りを明るくします。お年寄りは、長い人生の中で育んだ知恵を持っていて、若い人が困ったときこそ出番です。住職の言葉はやさしく、おだやかで、聴いている私たちを勇気づけてくださいました。

講話の後は、くじです。これが楽しいんです。当たった人が、次の人を引き当てます。「幸せの輪をつないでください」。なるほど、いい方法ですね。
拍手あり、笑いありで、本堂がとても和やかな雰囲気に包まれました。

私も当たっちゃいました。

さて、お次は庫裡に会場を移し、お斎(おとき)となります。檀家のお母様たちの手作りの品々。おいしくいただきました。


出し物もあるんですね~。十日町小唄の歌と踊り。このローカルな味わいが何とも言えません。
「でもそうじゃないかぁ~♪」

いや~、よかった。念願かなって、大満足で法音寺を後にしました。
いつかアサテラの会で、ぜひ訪れたいなあと思った次第です。

次の行事は6月19日、火渡り修行です。また行かなくちゃ!
法音寺についての情報は、ホームページをご覧ください。すばらしいホームページですよ。

法音寺
新発田市岡田1371-子
℡ 0254-22-5239 
ホームページ http://houonji.racms.jp/