昨年のスマナサーラ長老に引き続き、今回はダンミッサラ大僧正をお招きしての講演会と座禅会でした。
まずは、スリランカのお経を皆で唱えます。参加者の中にはそらんじている方もいらっしゃいました。わたしはついていくだけで精一杯。でも、この節回しを聞くだけで、もうスリランカに飛んでしまったようで、何とも不思議な、心地よさに包まれるような感じがしました。
続いて、講演会。
日本の仏教は、チベット、中国と数々のフィルターをくぐり、また日本の風土と融け込んで歩んできたため、かなりオリジナルとは異なった面が多いようです。対して、お釈迦様の教えをストレートに守り続けているスリランカの仏教。日本におけるスリランカ仏教の教えという、いわば原点回帰ともいうべき動きは、ごく新しいものだそうです。
お話は主に、ヴィパッサナー瞑想について語られていました。物事をありのままに観るということ。今やるべきこと、そのひとつひとつのことに集中し、妄想しない。正しいことをしていれば、何も迷うこともないし、おそれることもない。
私にはちょっと難しすぎて、わからないところも多々あったのですが、日本の禅の心にも通じるものがあると感じました。
その後、座っての座禅、そして歩きながらの座禅と行いました。
今回の企画は、チャミラさん、蓮華寺様など、スリランカ仏教に興味のある方々によって行われたものです。チャミラさんは、アサテラの会のスタッフでもあります。
さて、座禅のあとは、お楽しみ、チャミラさんのスリランカ料理。どれもとってもおいしい! 中でもチキンカレー、最高! 爽やかな辛さに汗がすうと出てきます。
こちらは、お釈迦様へのお供えです。素敵ですね。
食事の後、先祖供養のお経をみんなでお唱えしました。
最後に、師から参加者全員に、お経を読んで祈りを沢山込めた糸を結んでいただきました。
4月の末というのに肌寒い一日でしたが、スリランカの仏教に触れ、心温まるひとときでした。仏縁に感謝です。
今後も、スリランカとのご縁はつづきます。次回は6月5日(日)、ヨガセミナーを計画しています。詳細が固まりましたら、ご案内します。