2017年11月14日火曜日

宝昌寺アサテラの会(報告)

 11月12日(日)、川東・下羽津の宝昌寺でアサテラの会を開催しました。
 あいにくの小雨模様、まだ薄暗いくらいの、ちょっと寒くてさびしそうな朝でした。果たして参加者はいかほどか、と心配したのですが、それでも20名ほどの方々にお集まりいただきました。天候のことを考えると、むしろ多いくらいの人数だったと思います。大変ありがたいことです。
 さて。初めに坐禅を行いました。ご住職から、坐禅のことや座り方など、丁寧にご説明がありました。座るだけでなく、朝起きてから寝るまでが坐禅。姿勢が整えば心が整い、そして、おこないも整う。いい言葉だなと思いました。さすが、曹洞宗。禅の教えを学ぶ、とてもいい機会になりました。
 宝昌寺は川東地区6ケ寺のひとつ。古くから地域信仰のよりどころとなってきました。ご本尊は聖観世音菩薩。とても愛くるしいお顔をされています。しかし、こちらでは寺に隣接する延命地蔵が有名。下羽津集落が所有・管理し、大切にお守りしています。延命地蔵は集落の大切な守り神ならぬ守り仏。こういう関係が今も脈々と続いているところが、農村地域のよさだなあと感じた次第です。
 
 さて、朝食。少人数ゆえ、アットホームなゆったり感がありました。今回も様々なお粥をスタッフが作ってきたのですが、おもしろいなあと思ったのが「銀杏粥」。銀杏のかおりと触感が楽しめて、とてもおいしかったです。もちろん、他のお粥、そして皆さんからいただいたおかず、みんなおいしくいただきました。
 また、ご住職の他に、区長さんからも、お寺や下羽津集落について楽しいお話を頂戴し、さらには、地蔵堂のご案内までしていただきました。感謝いたします。
 寒い朝でしたが、身も心も温まるアサテラの会でした。