2021年1月20日水曜日

三光寺アサテラの会(報告)


1月17日(日)、三光寺にてアサテラの会を開催しました。
数十年ぶりの豪雪。1週間経っても、まだまだ雪がたっぷりと残っています。
そんな中でも、25名の皆様が集まってくださいました。本当にありがたいことです。

さて、住職の法話は、浄土宗の宗祖、法然上人についてでした。
平安時代末期、美作の国(みまさか。現在の岡山県)に武士の子として生まれた法然は、智慧を司る勢至菩薩にあやかり、「勢至丸」と名付けられました。
9歳の時、父親が殺されるという悲劇に遭います。しかし、父の遺言は、「あだ討ちはさらなる恨みを生むだけだ。勇気を出してその連鎖を断ち切れ。そして仏の道に進み、万民が救われる教えを求めよ」というものでした。すごいお父さんですよね! この父の教えを守り、法然は仏門に入ります。
そして、様々な修行を経た後、43歳で浄土宗を開きます。その教えは、他力本願。つまり、阿弥陀様にすべてをお任せするというものでした。
当時、貴族など限られた人たちだけのものだった仏教を、広く一般に普及させた功績は大きく、その後、弟子の親鸞聖人や、曹洞宗、日蓮宗などと共に、仏教は庶民の間に広まっていきました。









法然上人