2014年11月14日金曜日

いのちの花を咲かせよう(報告)

 先週のことですが、11月6日(木)、鈴木君代さんの講演会&ミニライブへ行ってきました。新発田市の主催で、人権啓発講座ということでの催しでした。

 君代さんは真宗大谷派の僧侶であり、シンガーソングライターであります。袈裟姿で壇上に現れた君代さんは、いきなり声量バツグンの歌を披露。続いてトーク。これが、軽妙でいいんですね。京都弁のしなやかさというか、やさしさがぐっと来て、ジョークも効いていて、どんどん引き込まれていきました。

 なんと君代さん、長徳寺の住職、関根さんと、かつて一緒に東本願寺で働いていたとのこと(後で関根さんに聞いたら、君代さんは上司だったそうです)。その関根さんが長徳寺にお婿さんに入ったことで、「新発田」という地名を覚えたのだそうです。そして今回、その新発田に来ることになったので、不思議なご縁だなあとおっしゃっていました。

 金子みすずの詩、大きな古時計、ざわわなど、素敵な歌の合間に、素敵なトークがいっぱいありました。
◆私はテレビを見ない。なぜなら、テレビは「老病死」という現実に目を背け、「生きること」ばかり。家では核家族化が進み、老人がいないため、死は遠ざけられている。
◆お通夜、お葬式も簡略化、へたをするとやらないところも出てきた。こうした儀式は、本来、死んだ人のためではなく、生きている人が、大切な人とお別れをするためにある。死をごまかさないこと。
◆死が身近にないため、命の大切さがわからない若者が増えている。命、そして平和を守らなければならない。戦争、原爆、原発は決して許されない。
◆自己紹介。幼少の頃に両親が離婚したこと、いじめにあったこと、自殺を本気で考えたこと。…そして、仏教に出会ったこと。

 あっという間の1時間半でした。
 終了後、本の販売とサイン会をやっていたので、本を購入し、サインをしてもらいました。
 私はちゃっかり、用意してきた「アサテラの会」関連資料を渡すことに成功しました。「アサテラ新聞」をはじめ、「巡る」「シバテラ散策マップ」などなど。そうしたら、なんと君代さん、知っていました、アサテラのこと。関根さんにでも聞いたのかな? とにかく、ありがたかったです。

 君代さん、すばらしい人でした。もっとお話ししたかったのですが、時間がなかったです。「また新発田に呼んでくださいね」だって。うれしい~! ぜひ、来ていただかなければ。