2015年3月19日木曜日

三光寺アサテラの会(報告②)

アサテラの会に引き続き、三光寺にて写経会を行いました。

「一枚起請文」という、浄土宗の宗祖、法然上人が亡くなる直前に著された一文です。考えたり学問したり、そんなことじゃなくて、只、「南無阿弥陀仏」と一心に唱えなさい。私の言いたいのはそれだけ。それ以上のことはありませんよ、とおっしゃられています。


かなも入っているので、書きやすいし意味もおぼろげながらつかめるし、写経初心者の私にとって、とても親しみやすい文だなと思いました。

ご住職を含め、計8名で写経に取り組みました。なんと、最年少は小学2年生! 大したもんです。びっくりしました。願い事は、そろばん教室のテスト合格。いいですね~。


 
さて、スタート。書き始めた途端、字の汚さに自己嫌悪してしまう私ですが、それはもう、あきらめるしかないのでひたすら書きすすめました。
意外と頭には雑念が浮かばず、集中して書くことができました。それでも、たまに妄想が入ると、とたんに字が汚くなってしまいます。なるほど、心の乱れがすぐ、字に表れる。実にわかりやすいなと思いました。
次第にリズムが出てくると、何だかとても気持ちがよくなってきました。字を書くのが楽しくなってくるんですよ。集中してひたすら字を書く。これって、けっこうハマるかも、と思った次第です。


終わってから、参加者の皆さんに感想を聞いたら、全員、満足の表情。
「1時間くらいかかったみたいだけれど、あっという間だった。とても充実した時を過ごすことができた」
と、喜んでくださいました。私も全くそのとおりでした。あたまの中を空っぽにして、ひたすら集中して書く。これが「無」なのかなあなどと思ったりもして。
いいです、これ。おすすめです。写経、皆さまもどうぞお試しください。

三光寺では毎月、写経会を開催しています。
日程は、直接、三光寺へお問い合わせください。
(0254-22-4467)