2016年2月13日土曜日

総持寺参拝(その1)

 行って参りました総持寺。
 言わずと知れた、曹洞宗の二大総本山のひとつ。神奈川県鶴見という都会のど真ん中にありながら、広大な敷地を持ち、今も140名が修行中という、日本を代表する修行寺院なのであります。




 私が総持寺を訪れるのはこれが二度目。前回は夕方行ったので十分な時間がなく、残念な想いをした記憶があります。今回は万難を排し臨みました。
 まずは拝観。あらかじめ予約していたので、修行僧の方にご案内していただきました。あとでわかったのですが、なんとこの方、阿賀野市水原は長福寺の御子息、永島さんというお方。たまたま廊下に、昨年行われた「二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌」の写真が飾られており、それを見た私が、「実は私は新潟県の新発田市から来ました。総持寺に御奉仕されている、地元の養泉寺佐藤住職も写っているかな…」なんて言ったら、「えっ、私、水原出身です。佐藤住職なら、そこに写っていらっしゃいますよ」だって。永島さんは修行に来られて、かれこれもう3年になるそうです。いや~、ご縁がありましたね。養泉寺様のお導きに感謝です。


 さて、拝観。百間廊下はぴっかぴか。毎日の修行僧によるお掃除のおかげで、いつもぴっかぴか。ワックスなんて使ってません。すばらしい! ちなみに総持寺はいつでも境内に入れるので、朝の掃除を見学に来られるお方もいるそうな。ん~、私も見てみたい。



 佛殿、放光堂、大祖堂、紫雲臺、香積台などなど、ぐるうっと境内を回ってあっという間の1時間。
どこも見応えたっぷりでした。特に大祖堂は広すぎてびっくりぽんでした。千畳敷きという広さは日本一とのこと。あまりに広すぎて普段使いが大変らしいです。
 とにかく敷地全体が広~い。山ひとつが総持寺なんです。明治の頃、よくぞご英断され、はるばる能登から神奈川の地へ来られたものです。大都会の中の広大な修行の地。奇跡ですね。