縁(ゆかり)の地があちこちにありますが、そのひとつに武庸橋(たけつねばし)があります。数年前、老朽化した橋の欄干が建て替えられたのですが、旧武庸橋の欄干柱が有志により大切に保管されていました。
そして、この程、新発田藩下屋敷だった「清水園」に移設されることとなり、12月10日、長徳寺の関根住職と法華寺の本田住職が墨入れ式を行いました。
長徳寺は安兵衛のお父さんが眠っています。お墓もあり、お参りに来る方も少なくありません。義士堂には浪曲の立役者、桃中軒雲衛門が寄贈した四十七士像や百年前の日本の著名人たちによる天井画が飾られています。
一方、法華寺は安兵衛のお母さんが眠っています。数年前、安兵衛の母の碑が建立されました。毎年5月の「安兵衛生誕地祭り」の際には、安兵衛の産後に亡くなられた母の法要が営まれています。
新発田を代表する二つのお寺を結ぶ、安兵衛の縁。若いご住職たちがこうして力を合わせ、新発田を盛り上げていってくれることに期待しています。
さて、明後日12月14日は赤穂浪士討ち入りの日。長徳寺にて義士祭が行われます。
午後2時から様々な催しが企画されています。
少年少女剣士たちによる市内パレードは午後5時から。長徳寺を出発し、清水園で旧武庸橋の「渡り初め」が行われます!