2015年12月9日水曜日

成道会(報告)

12月8日は成道会でした。
寒い朝でしたが、天気は晴れ。まだ暗い中を多くの方が長徳寺にお集まりになりました。
6時半、成道会のはじまり。新発田市仏教会の各お寺のご住職たちがずらりと並び、厳かにお経を唱えます。参拝者一同、お釈迦様が悟りを開かれたことをお祝いし、感謝し、祈りを捧げました。

その後、関根住職から講話がありました。
世界には様々な仏教があり、また日本の中にも様々な宗派がありますが、人それぞれが異なるように、それぞれの人に寄り添えるよう、仏教は多様化してきました。多様性こそ、仏教の特色。しかし、どの宗派でも元をたどればお釈迦様。だから、成道会は、すべての仏教徒が皆同じく祈りをささげるとても大切な時なのです。
ところで、お釈迦さまが悟りを開くきっかけとなったのが、村の娘スジャータがくれた乳粥。本日お集まりの皆さまも、ぜひお粥を食べて、そして、悟った気分になってお帰りください…。

というわけで、お参りの後は、我がアサテラの会によるお粥のふるまい。
アサテラの会としては、成道会にこうして参加できるなんて、とてもうれしいこと。精一杯勤めさせていただきました。
実はスタッフが何日も前から打ち合わせをして、何合炊こうか、おかずはどうしようか、などと悩んだんです。何人分用意すればよいのかも、まったく初めての体験でしたので、試行錯誤でした。

さて、お粥。参拝者の中にはアサテラの会の常連さんの姿もちらほら。しかし、ほとんどが初めての方。皆さん、とても満足そうなお顔で、おいしいと言ってくださいました。お粥が温かいのもさることながら、会場の雰囲気がとても温かく感じられて、あ~、やってよかったなあと、スタッフ一同、すごく達成感を味わうことができました。

このような機会を作ってくださった新発田市仏教会様、当番寺の長徳寺様、そして何より、お釈迦様に感謝です。