2015年2月25日水曜日

泉岳寺危うし!

赤穂四十七士が眠る東京・泉岳寺の隣地にマンションの建設計画があり、これに反対すべく、現在、全国から2万名以上の署名が集まったとか。私も完成イメージ図を見ましたが、これはひどい。こんな姿を許してよいのでしょうか。東京オリンピックも開催されるというのに、こんなに大切な歴史遺産をないがしろにするなんて、日本人として、恥ずべき愚行ではないでしょうか。


新発田が誇るアートなフリーマガジン、「街角こんぱす」。その中で、長徳寺の住職、関根さんは、「寺日和」という連載を行っています。その記事によれば、とうとう、泉岳寺隣地マンション建設計画への嘆きが、時空を超えて?堀部安兵衛から届いたそうです。安兵衛が現代人に訴えます!今こそ「義」の心を!


ついでに(と言ったら失礼ですね)、お知らせ。長徳寺の「お経会」、3月から毎月1回、開催されるそうです。内容は、お経を読み、仏教の話を聞く会とのこと。よろしかったら、ぜひご参加ください!

2015年2月24日火曜日

禅ツーリズム 内外に発信 (石川県)

読売新聞のオンラインを見ていたら、目にとまりました。
石川県の話題です。
ふむふむ、さすが石川県です。北陸新幹線×禅ツーリズム、すごいですなあ。
新発田も負けてらんない!と思うのであります。

 

【以下、記事の全文です。】
 北陸新幹線金沢開業を見据え、禅文化に関心を持つ国内外の観光客を引きつけようと、由緒ある禅寺や禅の関連施設が多く立地する県内で、“禅ツーリズム”を推進する動きが出てきた。
 日本の禅文化が欧米などで、「ZEN」としてブームになったのは1960年代。今でも日本で禅文化を体験したいという外国人は多く、鈴木大拙館(金沢市)では、「この辺りで座禅ができる場所はないか」と、外国人観光客から尋ねられることが度々あるという。
 同館は、世界に禅文化を発信した鈴木大拙を紹介する施設で、2011年に開館。欧米で有名な旅行ガイドブック「ロンリー・プラネット」のホームページでは、金沢を代表する観光施設として紹介されている。浅く水が張られた「水鏡の庭」を眺めながら、ゆっくりと思索にふけることができ、宮下清昭副館長は「『静寂の空間が、自分の本心を気付かせてくれた』と、穏やかな表情になる人も多い。新幹線開業で来館者が増えて忙しくなるかもしれないが、一期一会の気持ちで対応したい」と話す。
 西田幾多郎記念哲学館(かほく市)では、定期的に開催している「禅文化体験会」で座禅体験の時間を設けており、好評を得ているという。
 曹洞宗の大本山・総持寺祖院がある輪島市では、「禅の里」として観光戦略を練っている。今年は、曹洞宗を全国に広めたとされる高僧・峨山がさん禅師(1276~1366年)=現在の津幡町出身=の650回大遠忌にあたり、約70キロ・メートルの山道を走る「峨山道トレイルラン」を5月に記念開催し、禅文化を広く発信する。
 同寺周辺の同市門前町では、地元住民らでつくる「総持寺周辺地区まちづくり協議会」が、13年秋から「禅文化を巡る旅」と題した観光客向けの禅文化講座を実施。協議会のメンバーが同寺や曹洞宗の歴史を説き、希望者は座禅や精進料理の体験ができる。受け入れ態勢を整えようと、10年から計20回にわたり、地元住民対象の観光ガイド育成講座を実施した。
 協議会は、同寺と大乗寺(金沢市)、永光寺(羽咋市)の「県内3大禅寺」を巡るツアーを12年から首都圏の旅行会社に売り込み。新幹線開業後は、鈴木大拙館や西田幾多郎記念哲学館を組み込んだプランも検討している。同協議会の酒井郷夫事務局長(60)は「禅文化の発祥地として訪れる人が増えるよう、じわじわと魅力を広げていきたい」と意気込んでいる。

2015年2月21日土曜日

三光寺で初御講&ミニコンサート

明日2月22日(日)、寺町は三光寺で初御講とミニコンサートが開催されます。
・初御講     10時~
・ミニコンサート 11時~
・おとき      12時15分~

ミニコンサートの出演者は柳本幸子さん、経麻朗さん、鯨岡徹さんと、主に新潟で活躍されているすばらしい方々がずら~り。これって、とってもお得なんじゃないですか??コンサートのみは予約不要で500円ワンコイン!

 

また、三光寺では今年も様々な企画を予定しています。
御講の他に、写経会も毎月開催しますので、ご希望の方は直接、三光寺へお尋ねください(電話0254-22-4467)

 
次回のアサテラの会もここ、三光寺です。
3月15日(日)7時から。
9時からは写経会もあります。よろしく~!

2015年2月19日木曜日

千光寺御開帳

しまった~! 忘れてた!
蒲原33観音第23番札所として知られている千光寺。
毎年2月17日、本尊の千手観音菩薩を年一回開帳します。
古いお堂は雰囲気たっぷり。地元、五十公野(いじみの)の皆さんをはじめ、たくさんの方が集まり、毎年、熱気ムンムンなんです。

今年も行きたかったな~。歳と共に、わすれっぽくなるんですよね~。
♪忘れっぽいのは素敵なことです。そうじゃないですか~♪って、開き直ったりして。(この歌知ってます?)

前日16日の夜は宵の宮。その時訪れた私の友人が撮った、素敵な写真を掲載します。今年はこれで我慢だ!



 
 


 


2015年2月17日火曜日

アサテラ新聞第25号

2月15日(日)、託明寺アサテラの会でお配りしました。
内容は、託明寺の歴史、親鸞について、三光寺ミニコンサート、今年の行事予定、などなどです。




2015年2月15日日曜日

託明寺アサテラの会(報告)

本日、2月15日(日)、寺町は託明寺でアサテラの会を開催しました。
冷たい風の吹く、寒~い朝でしたが、常連さんをはじめ、新しいスタッフも交え、40名ほどのご参加をいただきました。

今回はなんと言っても、副住職、斉藤遼(はるか)さんのミニライブ! ギター弾き語りであります。
人前で歌うのは今日が初めてとのこと。ひそかに練習していたというその腕前、聴かせていただきました。

1曲目。金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」
おお~、なんとやさしい歌声! 緊張感もバシバシ伝わってきますが、それにしてもホント、やわらかく、あったか~い気持ちにさせる歌声です。
遼さん曰く、浄土真宗は「選ばず、嫌わず、見捨てず」、どんな人をも阿弥陀様が救ってくださるという教え。そこにこの歌との共通点があるんです。「みんなちがって、みんないい」

2曲目。春が近いということで、ユーミンの「春よ来い」
副住職の温かさが伝わるこの歌を聴いていると、春はもうここに来たかのような暖かさを感じました。

3曲目。ハナレグミの「さらら」
実は私、初めて聴く曲でした。いいわ、これ。ほっとするような、せつなくなるような歌ですね。気に入りました。しっかし、遼さん、かっこエエ。かっこエエよ!

今後の活動は未定だそうですが(お彼岸で?)、いや~、すばらしいです。
またぜひ聴かせてほしいです。アサテラの会、専属ミュージシャンン、なんちゃってね。これからがとっても楽しみです。

金子みすゞじゃないけれど、みんなちがって、そしてみんな何かを持っているんだと思います。遼さんだけじゃない、誰でもがすばらしい宝物を神様仏様から授かって、この世に生まれてきたんじゃないかな。だから、その宝物、そして命を大切にしていきましょう。今日はとってもうれしいアサテラの会でした。

なお、ライブの模様は、アサテラの会のフェイスブックでご覧いただけます。
https://www.facebook.com/shibatera

 

2015年2月11日水曜日

日曜日は託明寺アサテラの会

今度の日曜日、2月15日は寺町の託明寺でアサテラの会です。

アサテラの会の開催日は、今回から基本的に、毎月第3日曜日となりますのでご注意を。
これまで、土曜日が仕事で来られなかったという皆さん、ぜひ、お越しください。お待ちしています!

さて、託明寺でのアサテラの会は3回目となります。
昨年9月の「お寺の休日」では、お寺体験の集合会場としてもお世話になりました。

今回はなんと、副住職の弾き語りライブがあるとか…? 若い副住職さん、実はアサテラの会のスタッフなんです。張り切ってます。乞うご期待!

託明寺はこちらです。
 (住所:新発田市中央町2-2-2 電話:0254-22-3303)

下の写真はあったか~い季節のものです。いいね~!
今は冬、さっむ~いです。雪は積もらなくなりましたが、寒さはまだまだ続きそうです。あったか~くしてお越しください。


 

2015年2月9日月曜日

アサテラの会 新年会(ご報告)

 先週の土曜日、2月8日の夜にアサテラの会のスタッフによる新年会を、イタリアンレストランの「ラ・ジェンマ」で行いました。「ラ・ジェンマ」は昨年、「お寺の休日」「アサテラプレミアム」で、た~いへんお世話になったお店です。とってもおいしいし、お店の雰囲気があったかくていいんですよ!
 総勢17名、古くからのメンバーに加え、全くの初参加、学生、などなど、ニューフェイスも多数参加していただき、マジメな話とフマジメな話で大いに盛り上がることができました。やっぱ、新しい血が入ると、活性化するんですよね。これからがとっても楽しみです。
 2次会は近くの「サイゼリア」へ。私はファミリーでしか行ったことがないので健全なイメージしかないのに、そこへ酔っ払い突入。なんでイタリアンの後でイタリアンなんだ、と思ったりしながら、おじさんパワー炸裂に若手引き気味の夜でございました~。


 アサテラの会、今後は、もう少し計画的にやっていこうと思っています。というのも、これまでの3年間、どちらかというと「行き当たりばったり」という感がありました。まあ、その時のヒラメキに任せて、「じゃ、やろうか」という感じでドタバタとやってきたのですが、これからは、もっとアサテラの会が世の中に知られてほしいという願いもありまして、新発田弁でいう「しかじかと」やっていこうかなと。でも、そのために会が堅苦しくなって、楽しくないようでは本末転倒でありますので、まあ、一応の道筋は立ててやっていこうということなんでございます。
 というわけで、3月15日(日)に総会を行い、平成27年度の計画と予算を決めたいと思います。(なんか、かっこいいね~!)

 というわけで、これからもアサテラの会、よろしくお願いしま~す!



2015年2月6日金曜日

スマナサーラ長老をお呼びするために

5月16日(土)、17日(日)、新発田へスマナサーラ長老をお呼びするための準備を、今、進めています。


「怒らないこと」など、数多くの著書のある長老ですが、その語り口は軽妙で、ユーモアを交えながら、それでいて、ズバリと本質を言い切る爽快さがあります。難しい仏教知識や宗教史などはさておいて、今、私たちが幸せに生きるためには何が必要か、何をなすべきか、などについて、わかりやすく説いておられます。

ぜひ、新発田へもお越しいただき、お話を聴いてみたい。多くの人に聴いていただきたい。そんな気持ちから、講演会そして瞑想会を今、計画しています。

新潟県へは、私の知る限りでは、新発田周辺に10年ほど前、上越市へ5年前に、お越しいただいているようです。それも、曹洞宗の方々が興味関心を抱かれ、お招きされたようです。長老も駒澤大学で学んでおられますし、坐禅・瞑想など、テーラワーダ仏教と共通点の多いことがあるからと思われます。

5月の講演会&瞑想会、色々と細かい点を今、詰めているところです。もうしばらくお待ちくださいね。お楽しみに!


生きとし生けるものが幸せでありますように


日本テーラワーダ仏教協会
HPはこちら。
http://www.j-theravada.net/index.html
FBはこちら。
https://www.facebook.com/jtheravada

2015年2月1日日曜日

我が家にも寒行が

本日2月1日(日)、我が家にも寒行のご一行様が来られました。
折しも寒波到来、冷たい雪が降る中、本当に御苦労さまです。
菩提寺である法華寺の義昌上人が熱心に「南無妙法蓮華経」を唱えてくださいました。

一年で一番寒い、今の季節の風物詩、寒行。
明日で終わりだそうです。
そして、明後日は節分。
こうして、次第に春が近づいてくるんだと思います。あ~、春が待ち遠しいなあ。




東京寺散歩

 今週の初め、1月26日(月)のことです。
 東京は港区界隈のお寺をぶらぶらと回りました。
 そのうち、いくつかご紹介。
 光明寺は都会のオープンスペース、「神谷町オープンテラス」で有名ですが、テラスの活動は冬期間、お休みでした。しかし、お参りは自由とのことで、一人でひっそりとたたずんでまいりました。
 青松寺は「ボーズ・ビー・アンビシャス!」や「仏教ルネッサンス塾」など、現代のお寺のあり方を問う先駆的な活動をされている寺院。思ったよりも境内は広く、建物も大きなお寺でした。飛び込みで行ったので、ご挨拶をすることもなく、散策をさせていただきました。
 そして、増上寺。言わずと知れた浄土宗の大本山、芝の増上寺であります。実は私、増上寺を訪れたのはこれが初めて。ようやく念願叶っての参拝でした。広い、でかい。都心の真っただ中でこのスケール、大したもんです。平日ということもあってか、人はまばらでしたが、本堂では熱心にお祈りをされている参拝者の姿もありました。

 総じて、都心の寺院はビルの谷間にあって、窮屈そうでした。一歩出れば車がビュンビュン、空を見上げれば、ビルがニョキニョキ。ある寺院は、公園と一体となって整備され、なんとエスカレーターに乗って参拝するというところもありました。増上寺にあっては、本堂と東京タワーとのコントラストを、果たして、美しいと言えばいいのでしょうか。
 また、気になったのが「音」です。どこからでも車や街の騒音が聞こえます。気になるんですわ。お寺といえば「し~ん」とした佇まいが持ち味と勝手に思っているんですが、これが望めないんですね。
 そして、建物。震災、空襲など、幾多の災難を経たことにより、多くの木造建築が失われ、今やコンクリート造が主流となっており、近代的な雰囲気が漂います。しょうがないっちゃ、しょうがないですよ、これは。でもね、お寺といったら、やっぱり私は木造が好きです。木のぬくもり、歴史を感じさせる風合い。それが今や、東京では珍しいことになっているんですね。

 だから、都会でお寺を続けるのは、大変なことではないでしょうか。わかりませんが、檀家の数だって、相当に減っているのでは。数もそうだし、信心という点でも、難しい状況にあるのではないかと。
 私ごときがえらそうなことは言えませんが、私の住む田舎とは、かなり事情が異なるんだろうなあと感じた次第です。
 がんばれ、都会のお坊さんたち!
 勝手にエールを送ります。