2017年9月30日土曜日

宝光寺講演会

突然ですが、本日10月1日(日)午後2時30分より、宝光寺にて歴史講演会があります。
宝光寺は新発田藩主、溝口家の菩提寺。毎年この時期に、初代秀勝侯の追善行事が行われています。
今年は新発田市立図書館の鈴木秋彦氏の講演会。新発田の歴史を語らせたらこの人の右に出る者はいない、とさえ言われています(と私は思います)。タイトルは、
「藩祖秀勝侯の子女たち」
マジメだけでなく、ユーモアもある、楽しい講演会になるのでは?と期待しています。
ぜひご参加ください。

○午後2時~    追善供養
○午後2時30分~ 講演会

参加申し込みは不要のようです。お問い合わせは直接、宝光寺まで。
宝光寺 0254-22-4376





第3回精進料理教室の報告&次回のお知らせ

去る9月18日(月)の祝日、イクネスしばた「キッチンスタジオ」で第3回精進料理教室を開催しました。講師はおなじみ、清流寺の二瓶ご住職。曹洞宗大本山、永平寺で長年、典座(料理長)を務められました方です。
今回も満員御礼。とてもにぎやかで楽しい料理教室となりました。
【次回の開催案内は本ブログのずうっと下の方にあります】


メニューは次のとおり。
○うどん
○田楽
○精進揚げ(天ぷら)
○佃煮
皆さんおなじみの、いたってシンプルなメニューですが、実は今回は、お料理のベースとなる「だし」や味噌といった点に注目して料理をつくりました。
なので、お家に帰ってからも、応用がきくというわけです。色々な料理に試していただけるということで、とても好評でした。


食後に、うどんについて清流寺様からおもしろいお話を聞くことができました。
永平寺の名物のひとつとして「永平寺そば」があります。門前のお店は、永平寺そばを食べようと参拝客でいつもにぎわっています。
ところが、曹洞宗の開祖、道元は、実は中国から「うどん」を持ち帰り、広めたのです。
つまり、本当は永平寺の名物は「そば」でなく「うどん」であるはず、というのが清流寺様のお話でした。
なるほどなるほど。うどんですが「豆」知識ということで。

◆◆◆◆◆

さて、精進料理教室、今年はもう1回あります。
○11月26日()10時~13時15分
(終了時間は、今まで13時の予定だったのですが、実際には多少食い込んでしまっていたので、13時15分としました)
○イクネスしばた「キッチンスタジオ」
○定員24名(先着順)
○申込方法 メールかお電話にて
      (名前、性別、住所、電話番号、人数をお聞かせください)
 ・メール asatera1@gmail.com
 ・電 話 タイコヤ 0254-26-6269(月~土 11:00~17:00)
 いずれも、かならずアサテラの会からご返事をしますので、その時点で申し込み完了となります。もし、しばらく待っても返事が来ない場合、メール送信トラブルや行き違いなどが考えられますので、大変お手数ですが、今一度ご連絡をいただけると幸いです。










2017年9月23日土曜日

登録有形文化財答申記念 講演会&シンポジウム(報告)

去る9月17日(日)三光寺にて、台風の風雨が心配される中、およそ80名の方々にお集まりいただき、講演会&シンポジウムを開催しました。

参加者の面々は、新発田市副市長をはじめ、市議会議長、国県市の各議員、観光協会専務理事、市の課長・課長補佐、そして市内のまちづくりに携わる様々な団体の皆様という、そうそうたる方々がずら~り! その他、主催者である「新発田まち遺産の会」のメンバー、一般市民の方々にもご参加いただきました。

ちょっと前置き。
ここ、アサテラブログでは度々、「新発田まち遺産の会」の活動を取り上げていますが、これはお寺の存続・活性化とも大いに関係があるからです。どこのお寺も歴史は古く、ほとんどが文化遺産。建築年の新しいお寺も、いずれは文化遺産となります。お寺以外の文化遺産と共に手を携えて、文化溢れる新発田を目指していければと思います。なので、今後もこのブログでも度々、「新発田まち遺産の会」の活動を紹介をさせていただきます。

というわけで、本題。
この度、新発田では登録有形文化財の5件の答申がなされました。これからも、「新発田まち遺産の会」としては、どんどんその数を増やしていく予定です。一方、新発田市では今年度、「歴史的景観レスキュー事業」を立ち上げ、歴史景観に寄与する文化遺産建築を支援していくこととしました。
しかし、もっと広い視野に立ち、かつ積極的に推し進める方策はないものか。
この度の講演会&シンポジウムの目的は、正にここにあります。「今後、新発田市が文化遺産を活用したまちづくりを進めるにはどうすればよいのか」について、学び、方針を探るために企画したものです。

講師は文化庁地域文化創成本部広域文化観光・まちづくりグループの藤本慎也リーダー。この分野の最前線で活躍されている、正に文化行政のエキスパートです。
藤本様からは、数年前に新発田市で「新発田市歩く旅のまちづくり協議会」が文化遺産調査を行い、かつ構想をまとめた経験があることから、これをたたき台にして、
新発田市(行政という意味)が、
「歴史文化基本構想」
を作ってはどうかというご提言をいただきました。「歴史文化基本構想」とは、いわば市町村における文化財保護・活用のためのマスタープラン。村上市が昨年策定した「歴史的風致維持向上計画(歴まち法)」など、様々な展開はその後として、まずはこれを作ることから始めてはいかがか、というのです。
つまり、市民団体が登録有形文化財を増やす活動を行うなど、できるところから始めるのも手だが、そもそも新発田市としてきちんとマスタープランを策定することが、結果として早道であると。では、何をするかというと、
①文化財の現状を調査・整理する
②文化財を保存・活用するための構想を作る
ということです。
また、策定後の効果として、
①市民みんなで文化財を保護しようという機運が高まる
②文化財を核とした地域の活性化が図られる
③市民や関連市民団体の連携協力が推進される
などが期待されるとのことでした。
つまり、これを作ることによって、
スタートラインが明確となり、どこにゴールを設定すればよいのかが見えてくる
というわけです。

さて、次に、講演会に引き続いてシンポジウム。
藤本様にはコメンテーターになっていただき、パネラーとして黒野弘靖准教授と伊藤晋栄新発田まち遺産の会会長。そして、コーディネーターとして渡辺斉新潟県建築士会常務理事(新発田市景観アドバイザー)という顔ぶれでした。
はじめに、伊藤会長から会を代表して熱い想いを語っていただき、続いて黒野様から米倉集落を例に挙げて新発田の文化遺産の素晴らしさをご説明いただきました。
また、渡辺様の名コーディネートのおかげで会場からも多くのご意見・ご提案が出て、会場は実に盛り上がりました。
紙面の関係で内容は省かせていただきますが、とにかく、皆さん新発田のことを本当に愛しています。それも、とんでもなく熱く! 新発田の文化を、文化遺産を、まちづくりをなんとかしたい。こんなに純粋に新発田のことを愛している人がたくさんいるのです(この人たちこそが、実は新発田の最も大事な財産!)。

さて。
講演会&シンポジウムの後は、会場を清水園内「米蔵ココロ」に移し、盛大に祝賀会が催されました。アルコールが入ると皆さん一層饒舌に! ヤケドしそうになるほどの熱さで想いを語り合いました。いや~、ホント、楽しかったな~!

そして。
一夜明けた翌日の午前中、私と伊藤会長とで藤本講師をお連れし、市内見学。「清水園まんじゅう」を買い込んで、米倉まで足を延ばしてきました。
藤本様には新発田を気に入っていただけたかな? これからも、ぜひご相談に乗っていただきたいです。新発田の応援団になってほしいなと思いました。まったくもって、大変にありがたいご縁でありました。

というわけで、最後に。
今回の講演会&シンポジウムを体験しての私の感想ですが、
多くの熱い熱い市民の想いを十分に注ぎ込んで、一刻も早く新発田市に「歴史文化基本構想」を作っていただきたい
と思った次第です。行政としての事情も多々あるでしょう。そう簡単に作るわけにはいかないかもしれません。
もちろん、「新発田まち遺産の会」としては今後もひたむきに活動していきますし、行政へは全面的に協力・支援していくつもりです。
他団体や市民も一緒に、官民一致協力して、みんなで「文化遺産を活かしたまちづくり」を進めていけたらすばらしいと思います。

以上、ご報告です。長々と失礼しました!

講演会風景(1)

講演会風景(2)

藤本講師

「歩く旅のまちづくり協議会」の取り組みが、
全国事例の5つの中のひとつとして取り上げられました。

構想としてまとめられています。

これも成果のひとつ。まち歩きマップ。

黒野先生(左)、伊藤会長(右)

藤本様(左)、渡辺コーディネーター(中央)、市民の方(右)

最後に、三光寺ご住職からも感想をいただきました。


2017年9月16日土曜日

新潟の妖怪のおはなし

本日9月16日(土) 16:30から、顕法寺で、
「新潟の妖怪のおはなし」
というイベントがあります。怖くないよ!!

顕法寺といえば、7月の寺びらきで「清五郎さん」というろくろっ首のアートを飾りました。
実は清五郎さん、あれからずうっとまだ顕法寺にいらっしゃいます。今月いっぱいは飾っていますので、また会いに来てくださいね~!

顕法寺 新発田市大栄町2-4-21
    電話 0254-22-3892






2017年9月15日金曜日

2017年9月14日木曜日

瑞雲寺アサテラの会(報告)

9月10日(日)は瑞雲寺でアサテラの会でした。
もう秋ですね。日差しも穏やかな、とても清々しい朝にアサテラの会を催すことができました。


まずはお勤め。般若心経、修証義とご住職に合わせて読み、その後、ご住職から瑞雲寺についてお話しいただきました。
今日は檀家さんたちも7~8名、来られていました。瑞雲寺、まちなかでは規模からしたら、割とこじんまりしたお寺かもしれません。だからこそ、檀家さんとの距離が近い、そんな印象を受けました。秋のお彼岸には檀家さんによる展示会をしたり、生け花展をしたりするそうです。ここ瑞雲寺でも、「開かれたお寺」を目指す取り組みが行われているのだなあと感じた次第です。



続いて、朝食。
五観の偈、今回は正式なバージョンでお唱えをしました。食事をするのは、実はとても大変なこと。文字どおり、「有り難い」ことなのです。



今回はおかずがた~くさん。やっぱり、食べるものが多いと皆さん、テンションが上がりますねえ。



以上、瑞雲寺アサテラの会の報告でした。
今の季節、朝はとっても気持ちがいいです。早起きしてみませんか?






2017年9月7日木曜日

三光寺 コンサート&きりえ展

三光寺ではしばしば、色々な行事が行われています。
檀家さんだけでなく、一般の方にもお寺へ足を運んでいただきたいとの想いからです。
「月と星のコンサート」は明後日の開催。「きりえ展」はすでに先月から始まっています。
ぜひお越しください!

★月と星のコンサート
・9月9日(土)17:00~
・入場料 1,500円
・叙情歌とチェロの調べをお楽しみください。

★片山昭一 きりえ展
・8月9日(水)~9月26日(火)
・入場料 無料
・新発田の様々な風景が、あざやかなきりえで描かれています。

◆三光寺 新発田市諏訪町2-3-25
     電話 0254-22-4467

2017年9月6日水曜日

日曜日は瑞雲寺アサテラの会

今度の日曜日、9月10日は瑞雲寺でアサテラの会です。
瑞雲寺でのアサテラの会は昨年の4月に続いて3回目。
また、今年7月の寺びらきでは「一文字写経」を行い、好評を博しました。

めっきり涼しくなった今日この頃。清々しいお寺の朝を満喫するにはいい季節。
早起きしてみませんか?

9月10日(日) 朝7時~8時30分
瑞雲寺 新発田市中央町1-1-8
    電話 0254-22-4584
お茶碗、箸、小皿をお持ちください。
参加費200円(おかずお持ちの方、100円)




2017年9月1日金曜日

お寺カレンダー 2017年9月

夏が終わり、9月。もう秋風が吹いているようですね。

9月はお彼岸の季節。その他、色々な行事があります。
◆アサテラの会主催行事として、
 ・10日(日)アサテラの会(瑞雲寺)
 ・18日(月)清流寺精進料理教室 
◆登録有形文化財答申記念行事として、
 ・9日(土)まち歩き(三光寺、顕法寺、長徳寺ほか)
 ・17日(日)講演会&シンポジウム(三光寺)
◆その他
 ・9日(土)月と星のコンサート(三光寺)
 ・9月26日(火)まで 「片山昭一 きりえ展」(三光寺)