2018年2月21日水曜日

2018年2月20日火曜日

三光寺アサテラの会(報告)

2月18日(日)朝7時から、寺町の三光寺でアサテラの会を開催しました。

本当に、今年の冬はまいります。雪はたっぷり降るし、寒いし、時折吹雪は舞うし。
寒波の居座り方が尋常ではないですね。もう、1ヶ月以上になりますよ。だって、先月の福勝寺アサテラ会の時も大雪だったのですから。


今回お集まりいただいた方は、確かに少人数でした。それでも、20人はいたかな。
この天候を考えたら、とてもありがたいことです。
受け入れてくださった三光寺様も、4時半に起きて除雪やら暖房やらと、準備をしてくれていました。本当に感謝いたします。

さて、三光寺のお勤めの特徴は、小さな木魚です。ひとり一つずつお借りして、「南無阿弥陀仏」をお唱えしながら小気味よいテンポで叩きます。たくさんの木魚の音が本堂内に広がって、けっこういい感じ。




お勤めのあとは、ご住職からお説教。
今日は「一期一会」について。茶の世界での「この人と会えるのは今しかない。今この時の出会いを大切に」という一般的な解釈からもう一歩踏み込んで、「今この瞬間は二度と来ない。今を生きることが大事である」という内容の話がありました。
私も全く同感です。日々、悔いの残らぬよう、完全燃焼していきたいなと思った次第です。



そして、朝食。
今回のお粥は、三光寺の奥様が全部作ってくださいました。奥様、ありがとうございました。
おかずはいつものようにみんなで持ち寄り。色とりどり、様々な味が今朝も楽しめました。お持ちいただいた皆様に感謝いたします。



南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
今日も無事、アサテラの会を開催することができました。
仏様に、そしてご参集の皆様と三光寺様に感謝いたします。ありがとうございました。




2018年2月17日土曜日

明日2月18日(日)は三光寺アサテラの会

寒い日が続きますね。
今日も雪が降るようです。もう、たくさんです。なんとかして!

そんな中、明朝、寺町の三光寺でアサテラの会を開催します。
こんな時こそ、やります! 雨が降ろうが槍が降ろうが、雪が降ろうが!

三光寺は昨年、本堂が登録有形文化財となりました。建築物としても立派なお寺です。また、近々に人形浄瑠璃の講演会を開催するなど、お檀家さんだけでなく、広く一般にも門戸を開いた活動をされています。

車は託明寺駐車場をご利用ください

【三光寺】 住所 新発田市諏訪町2-3-25
      電話 0254-22-4467
  



2018年2月14日水曜日

法華寺義昌上人 大荒行成満 帰山式(報告)


2月12日(月・祝)、法華寺にて義昌上人(住職)の帰山式が執り行われました。
私、法華寺の檀信徒(檀家)であり、世話人であることから、この度の帰山式には深く関わらせていただきました。以下、そうした立場からのご報告となりますこと、ご了承ください。

義昌上人は、昨年11月1日から今年2月10日までの百日間、千葉県市川市の法華経寺の大荒行堂に入行し、一日水行7回、睡眠2時間、食事お粥2回、あとは読経三昧という、正に命がけの修行をされました。この修行の満了=成満を記念し、晴れて新発田へ帰ってくることをお祝いするのが帰山式です。

と、「晴れて」と書きましたが、実際は、近年まれにみるものすごい寒波に襲われ、豪雪、吹雪、厳寒の中、帰山式は行われたのです! しんどかった~!

はじめに、「行脚」という行進がありました。団扇太鼓の音が響く中、成満旗をたなびかせ、義昌上人と行僧の皆さん、そして檀家の皆さんが隊列を作り、法華寺に入山しました。猛吹雪の中、法華寺に着く頃には、すでに頭の上は真っ白!





続いて読経、記念撮影と式は進み、いよいよ水行。
行僧7名の他に一般の方々14名、計21名による水行です。うち4名がなんと女性です!また、中には地元、敬和学園大学の男子学生の姿も。彼らはバドミントン部の部員。敬和のバド部は全国的にも有名であり、インカレ優勝を祈願して水行に臨みました。他の方々もそれぞれ、子供の合格祈願や自身の厄払い、家族の健康など、様々な想いを秘めての水行参加でありました。そして、白装束に身を包み、特別御加持を受け、気合十分となったところで、いざ本堂前の水行場へ。



外は猛吹雪。雪と風と寒さと。その中で装束を脱ぎ、男性はふんどし一丁。義昌上人が吹雪に負けじと「水行肝文」を唱えます。その間、水行者はじっとしゃがんで待っているのですが、これがはた目にもきついなあと思いました。敬和の学生さんはもう、大変な形相になって、今にも倒れそう。ようやく肝文が終わり、水をすくって心臓にかけます。もう見ているだけで、こちらも凍えそうな気がしてきます。
そして、いよいよ、気合いを入れて大きなかけ声とともに、水行開始!
うわ~っと、境内の参拝者からも声が出ます。結構な人数の方々が集まってきてくださいました。カメラマンも大勢来られていました。
時間にすればそれほどでもないのかもしれませんが、とにかく何杯も水をかぶります。敬和の学生は気合いというより悲鳴を上げています。がんばれ、学生!






そして、終了。ずぶぬれになった皆さんが再び装束を着て、水行場を去る姿はりりしく、輝いて見えました。実は、水行は参加者個人の祈願だけでなく、他の方々の身代わりとなってかぶる意味もあるのです。つまり、参拝者全員もそのご利益をいただいたのであり、法華寺境内全体がそのような「気」に包まれた、そんな思いがした水行でした。水行者の皆さん、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。


さて、水行の後は舞台を本堂内に移し、関係御寺院がずらりと居並ぶ中、荘厳に帰山報告式が執り行われました。式の後半には、義昌上人と共に百日間を過ごした行僧様からご挨拶を頂戴し、大荒行での様子などを垣間見ることができました。その後、先代住職の院首様から感謝のご挨拶。また、岩橋檀信徒筆頭総代からのご挨拶では感激に言葉が詰まる場面も。そして最後に、義昌上人からご挨拶。多くの関係者の皆さんへの感謝の言葉を述べられました。特に、奥様への感謝の意がありました。
大荒行は確かに、壮絶なものだったことでしょう。しかし、その留守を預かる家族の想いは、いかばかりだったのかと思います。特に、幼子を抱え、寺を守り、帰りの準備を進めてきた奥様の胸中は計り知れない不安と孤独があったのではないかと私は思います。正に、夫婦共に修行をされていたのではないでしょうか。

そして、帰山式の最後は、参拝者全員への御加持と、待ちに待った福まき。本堂に入りきらないほどの参拝者が集まってくださいました。皆さんにたくさんの福がまいりますようにと、たくさんのお餅とお菓子がまかれました。皆さんとても楽しく、満足な表情をされていました。その様子を見て、ああ、帰山式を開催できて本当によかった、ありがたいなあと感謝の想いが込み上げてきました。




さて、この度の帰山式の運営について少しお話しします。
義昌上人が大荒行に旅立つ前、帰山式の内容が決定されました。行脚や水行、福まき、祝賀会と盛大に行うこととなったのですが、実は、いったいどうやって運営すればいいのか、皆目見当がつかなかったというのが正直なところです。
檀家(檀信徒)世話人は総勢15名ほど。何度も会議を重ね、打ち合わせを行い、細かいことをひとつひとつチェックしていきました。
しかし、どうしても人数が足りないのです。世話人のほとんどが高齢者で、特に除雪のことを考えると、機敏に動ける若いスタッフがほしい。
そこで、今回はボランティアを募ることとしました。方々に声をかけたところ、義昌さんの人柄を慕う方や帰山式の開催に意気を感じた方など、大人11名と敬和学園大学の学生18名の計29名も集まってくださいました。うち、アサテラの会からも5名が参加し、実質、中心になってボランティアをまとめていきました。

本当にボランティアの皆さんには、大活躍していただきました。特に除雪! とにかくものすごい寒波の襲来で、次から次へと雪が降ってきます。皆でひたすら除雪。合わせて、本堂・境内のしつらえから駐車場警備、行脚の旗持ち、おしるこ・甘酒のふるまい、水行の介添えなどなど、様々に動いていただきました。本当にありがたかったです。うれしかった。この場を借りて、深く感謝申し上げます。

そして、檀信徒(檀家)について。
法華寺では、今までお寺の行事というと、ほとんどのことをお寺様で仕切り、檀信徒はそれに従うだけ、ということだったようです。それが今回、檀信徒主導で帰山式を執り行うことができました。皆で知恵を絞り、役割をこなし、帰山式を作りあげることができたのです。これは、実は画期的なことではなかったかと思うのです。
お寺離れが叫ばれる昨今にあって、今後のお寺のあり方を考えた時に、ボランティアのご協力を仰ぎながらも、檀信徒が主体的にいかにお寺を盛り上げていくか、とても勉強になった帰山式でした。

最後に、この度の帰山式を開催するに当たり、法華寺筆頭総代の岩橋明様について触れないわけにはいきません。帰山式の陣頭指揮を取り、細部に渡って気を配り、段取りを進められた岩橋筆頭総代のご尽力に深く敬意を表し、この度の帰山式のご報告を終わります。

最後の最後!
ご参拝の皆様、ご協力いただいた関係各位の皆様、本当にありがとうございました。


2018年2月5日月曜日

福勝寺アサテラの会(報告)

今から一週間前、1月28日(日)の早朝、福勝寺でアサテラの会を開催しました。
報告が遅くなり、大変失礼しました。

厳寒の候、この日、実は我が家で大変なことが起きていました。
夜の2時半頃、洗面所の水道管が破裂して、一階の廊下が水浸し!。途方に暮れながら妻と二人で悪戦苦闘。そして、夜が明けて、なじみの大工が応急処置に来てくれたのが6時過ぎ。
そこからアサテラにかけつけて、準備を済ませて再び自宅に戻り、またアサテラに引き返して。お粥には間に合ったという朝でした。

さて、福勝寺は新発田重家(しげいえ)の菩提寺。皆さん、新発田重家って知ってますか?
溝口家が統治する以前、鎌倉から江戸以前にかけ、蒲原の地を支配していた佐々木氏の子孫の一人です(佐々木、加治、竹俣、五十公野、新発田などは、皆、源氏佐々木盛綱の子孫です)。すばらしい武将だった重家ですが、残念ながら、上杉景勝に滅ぼされてしまいました。新発田では、「天地人」の直江兼続は敵でしたからね!
新発田重家、もっと有名にならないかなあ。中世ロマンというか、江戸から始まる?管理社会以前の、豪快なイメージが重家にはあります。最近、そのご先祖、佐々木盛綱を顕彰する動きが活発となってきました。盛綱と合わせ、ぜひ盛り上げていきたい新発田の名将です。

というわけで、今回はちょうど、近年まれに見る寒波が襲来。積雪はもとより、あちこちで凍結騒ぎが起きて、大変な時期だったのですが、幸いなことに福勝寺様の温かいご配慮のおかげで無事、開催することができました。福勝寺様は、早朝よりストーブを焚いて、文字どおり暖かい本堂で我々を迎えてくださいました。ここに、福勝寺さまにあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

そして、こんな寒~い朝にもかかわらず足を運んでくださった参加者30名の皆様、本当にありがとうございました。わがアサテラスタッフもがんばりました。これから春に向かって、季節はよくなっていきます。ぜひ長いおつきあいを!
















2018年2月1日木曜日

アサテラ新聞第60号



お寺カレンダー 2018年2月


2月は、
・1月から続いていた日蓮宗&法華宗の寒行が終わりを告げ、
・菅谷寺恒例の節分会が開催され、
・千光寺の千手観音御開帳が行われる
というのが毎年の定番であります。
そこに今年は、
・法華寺義昌上人大荒行帰山式
・三光寺人形浄瑠璃
というスペシャルな行事も開催されます。

私、法華寺檀家の伊藤は今、法華寺帰山式の準備に大わらわです。
しんどい~!!