2022年11月23日水曜日

浄念寺アサテラの会(報告)

11月20日(日)、五十公野の浄念寺でアサテラの会を開催しました。
本堂に朝日の指し込むとても気持ちのいい朝でした。

始めに読経。ここは浄土真宗のお寺です。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…。

次に、ご住職の法話。
この夏、副住職の奥様と息子さん(お孫さん)が得度されました。得度とは、お坊さんになる儀式のこと。かつて、浄土真宗の開祖、親鸞聖人がお坊さんになろうと決心して京都の青蓮院を訪れた際、今日はもう日が暮れるから明日にしなさいと言われましたが、季節の桜になぞらえて、親鸞聖人はこう言われたそうです。
「明日ありと思う心の仇桜 夜半二嵐が吹かぬものかは」
決心したならば、もう迷うことなく行動に移す心が大切だと思います。自分の日々の行いを反省させられた法話でした。

続いて、写経。
普段、字を書くということが少なくなったため、思いのほか時間と労力がかかるのだなと思いました。しかし、書いている時は不思議と心が静まり、漢字一文字ずつがすうっと体に沁み込むような気がしました。特に、浄土真宗のお経には「光」の文字が多く出てきます。阿弥陀仏の智慧の光が生きとし生けるものすべてに降り注ぐ、そのような意味かと思われます。今朝の朝日が正にそのとおりだったので、とてもありがたい体験になりました。

いつも思うのですが、浄念寺は本当にアットホームなお寺です。ご住職を中心に、家族全員で温かく受け入れてくださいます。阿弥陀様の光が降り注いでるお寺だなあと感じます。