2018年4月17日火曜日

円山寺アサテラの会(報告)


これ、何の絵かわかります?
悲しくも「おます」が、円山寺の井戸に身を投げたところです!!!!!

さて、4月15日の日曜日、五十公野の円山寺にてアサテラの会を開催しました。春の朝、花を愛でるつもりがざあざあ雨。それでも30名近くの方々が集まってくださいました。感謝であります。

ご住職からのありがたいお話。
「しだれ桜と350種もの椿咲く円山寺。そもそも、花はなぜ美しいのか。それは、一筋の気持ちで咲いているから。何かに一筋に向かう姿は美しい。
法然上人のお言葉に『只一向に念仏すべし』とあります。私がお集まりの皆さんにぜひ咲かせていただきたい花は、仏様に向かって手を合わせる姿です。この姿こそ、大変に美しい花です。ぜひ皆さん、この花を一生、咲かせ続けてください」

いい言葉ですね。じいんと胸に来ました。

しかし、実は本日、最も印象に残ったのは、「おますの井戸」の紙芝居!
おますは、恋人からもらった櫛を円山寺の井戸にうっかり落としてしまいます。嘆き悲しんだおますは、自ら井戸に身を投げてしまいます。それからというもの、近くの池では異変が起こり…。という、五十公野に残る伝説が紙芝居になりました。
とってもやさしくて、すてきな絵です。描いたのは、地元に住む綾音(あやね)さん。そして、本日語るは、ご住職。正に手作りの紙芝居でした。すばらしい!。 もっと多くの方々に見ていただきたいなあと思いました。

それから、新発田藩七代藩主、溝口直温侯直筆の涅槃図を見せていただきました。実は円山寺、溝口家とご縁があるのです。絵は大きくて、それでいて繊細で。すばらしい! こういうお宝がきちんと残っている新発田のまちは奥深いです。

そして、お楽しみの朝食。
本日も参加者の皆さんから、たくさんのおかずの提供がありました。黒豆があったり、山菜があったり、チーズケーキまで。お粥も、桜粥や玄米粥など、工夫を凝らしたラインナップ。おいしくありがたくいただきました。ごちそうさま!