2018年6月19日火曜日

相円寺アサテラの会(報告)

6月17日(日)、寺町の相円寺でアサテラの会を開催しました。
寺びらきの直後ということで、人がたくさん来るかな~と淡い期待をしていたのですが、現実はそう甘くなかったです。むしろいつもより少なくて、ちょっと拍子抜け。集客って、難しいですね。それでも、いつもアサテラを楽しみにしてくださっている常連さん方が、いつものとおり集まってくださいました。ありがたいことです。

相円寺の本堂は2階にあり、檀家さんでもないとなかなか入れません。寺びらきでも開放していなかったので、私も今回、久しぶりにご本尊様にお目にかかれました。広々とした空間、窓からは寺町の風景がよく見えます。

最初に、椅子坐禅。ゴ~ンという鐘の音が3回。その鐘の音の間、静かに座ります。私は、朝の空気がとても清々しく爽やかだったので、座っている間、何とも言えない心地よさを感じました。

その後には般若心経。音読、そして訓読。訓読は珍しいですね。

そして、禅のお話。円相。円には二つの意味があります。
ひとつは、循環。始まりも終わりもなし。また、世界には対になっているものが多いです。どちらか一面だけでは成り立たちません。表裏一体。
もう一つは、空っぽということ。常に身軽、自由であるということ。ただし、自由とは勝手気ままという意味ではなく、「思い」に対して自由であるということ、固執しない心。
だから、坐禅も円!

次に、仏像の紹介がありました。御本尊である釈迦如来、脇時の仏弟子、向かって右が摩訶迦葉(まかかしょう)、左が阿難陀(あなんだ)。

こちらは、大権修利菩薩(だいげんしゅりぼさつ)。曹洞宗の宗祖、道元禅師が宋から帰国の際、航海の無事を守ってくださいました。

ごぞんじ、達磨大師。インドから中国へ禅を伝えた方です。

賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)。撫仏(なでぼとけ)と言われ、病んでいるところをなでると病が治ると言われています。相円寺では、手のひらの上の玉?を撫でるとよいのだそうです。

そして、おつとめの後は朝食。



今日もおいしくいただきました。私の京都みやげの八つ橋などもあったりして…。

相円寺は今、住職が長崎のお寺に単身赴任中。そして、留守を任されているのが副住職。はっきり言って、イケメンです。かっこいい! いや、かわいい?(失礼!)
副住職は今、坐禅を広めようとがんばっておられます。寺びらきでも、二日間に渡り坐禅会を開催していただきました。今も毎月2回、坐禅会を開催しています。また、この時でなくても、もし座りたいという方は、ぜひ相円寺に相談してみてください。きっとやさしく指導してくださると思います。

相円寺 新発田市中央町2-2-5 電話0254-22-4463